チューベローズは、原産地不明のリュウゼツラン科の球根植物です。
主に、花をハーブとして利用します。
チューベローズの特徴
チューベローズは、茎は枝分かれせずにまっすぐに伸び、葉は球出葉と茎につく葉があり、茎の先に穂状につく花は、白色でラッパのような形をしており、下のほうから開花していきます。
開花後、晩秋から春にかけて、地中に塊茎状の地下茎を作り休眠する球根植物です。
メキシコやブラジルが原産だと言われていますが、野生種が見つかっていないため、その出所ははっきりとしていません。
日本には、江戸時代にジャワを経由し、ヨーロッパから伝わったとされています。
夜になると甘く神秘的な強い芳香を放つため『月下香(ゲッカコウ)』と呼ばれており、二輪ずつ寄り添って咲いていく花が男女をイメージさせることと、夜に香りを増す性質から、
花言葉は『危険な関係』『危険な楽しみ』など、不穏な関係を示すものが多いです。
イエライシャン(夜来香)とも呼ばれますが、中国では別種を同じ名で呼ぶこともあるため、混同しないように注意が必要です。
チューベローズの効果と薬効
チューベローズには、リラックス効果、催淫効果、消炎、去たん、アンチエイジング、消臭、抗うつ効果、保湿効果、肌荒れ改善などに効果があります。
チューベローズの使い方
主に、切り花を観賞用に楽しむほか、花から抽出した精油を香水やアロマテラピーに利用します。
チューベローズの育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
植え付け 4月上旬~5月下旬
開花 7月上旬~11月上旬
収穫 7月上旬~11月下旬
・日あたり良好で水はけの良い肥沃な土地を好む
・比較的育てやすいが、鉢植えだと開花が悪くなる場合がある
・風に弱いので、風当たりの強い場所なら支柱をそえる
チューベローズのレシピ(利用方法)
【チューベローズのアロマフレグランス】
【材料】
チューベローズの精油 3滴
サンダルウッドの精油 2滴
【使い方】
1.ディフューザーを使うか、お湯をはったマグカップに精油をたらして部屋に香らせる。
チューベローズの精油は、濃厚で甘いフローラルな匂いがします。
今回は、サンダルウッドとブレンドしましたが、パチュリやネロリ、ローズウッドとの相性も良いです。
リラックス効果や抗うつ効果があるので、落ち込みがちな夜にいかがでしょうか。
管理人も勘違いしたのですが、ローズの名がついていても、バラの仲間ではありません。
優雅で甘い香りがローズっぽいので、間違えている人は結構多いでしょうね。
高価な精油なので手に入れにくいかもしれませんが、とても良い香りなので興味があればぜひお試しくださいね。