トードフラックス<common toadflax>

投稿日:2018年4月26日 更新日: 2018年04月26日

トードフラックスは、ヨーロッパからシベリア、北米を原産地とするゴマノハグサ科の多年草です。
主に、全草をハーブとして利用します。

 

トードフラックスの特徴

高さ15~90㎝ほどに成長し、茎は直立して1本または根元から数本生えており、非常に細長い2~6㎝の葉柄のない葉が互生し、茎の上部になるにつれ葉が多くなるのが特徴です。
花は、3㎝程度の筒状花で距(きょ)をもち、茎の先に数十個固まって咲きます。

夏に咲く黄色い可憐な花が可愛らしく、日本では主に『ホソバウンラン』と呼ばれており、花が青紫色のブルートードフラックスという品種が園芸種の中で人気です。

日本には、大正初期に持ち込まれ、繁殖力の強さから北海道などで半雑草化しています。

トードフラックスの効果と薬効

トードフラックスには、皮膚病の治療、利尿作用などの効果があります。

トードフラックスの使い方

昔から、全草を煎じたものを皮膚病や利尿剤として飲まれてきましたが、最近では、主に園芸用やフラワーアレンジメントの材料として利用されています。

トードフラックスの育て方

育てやすさ ★★★★★★
種まき   3月上旬~4月下旬
開花    5月上旬~9月上旬
収穫    5月上旬~8月下旬

・日当たりが良く、冷涼で水はけの良い場所を好む
・非常に丈夫で良く育つが、雑草化しやすいので注意
・他の植物を侵食しないように囲いをしておくと良い
・秋に株分けをしておくこと

トードフラックスのレシピ(育て方)
【トードフラックスの煎じ方】

【材料】
トードフラックスの乾燥葉 15g
水            1L

【作り方】
1.鍋に水とトードフラックスの乾燥葉を入れ、20分ほど煮だす。

2.粗熱をとり、茶こしなどで葉を取り除いたら完成。お茶パックを使うと楽です。

トードフラックスを煎じたものを、毎日500ml程度飲むと効果があるようです。

管理人は、単体で飲んだことがないので、詳しい味はわからないのですが、市販品の健康茶に、ドクダミやハト麦などと一緒にブレンドされている印象があります。
ドクダミ茶が混ざっていると、ドクダミの個性が強すぎて他が霞んでしまうのですよね。

もし飲みにくさを感じたら、他の飲みやすい茶葉(はと麦茶、玄米茶など)をブレンドしてみてください。







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