デルフィニウムは、ヨーロッパ、アジア、北米、アフリカなどを原産地とするキンポウゲ科の多年草です。
主に、全草をハーブとして利用します。
デルフィニウムの特徴
高さは、30㎝ぐらいのものから200㎝を超えるものまで幅広く、葉は手のひら状に浅く切れ込みがあり、さらにその縁は大きく切れ込みが入ります。
長い花茎をのばして大きな花房を作り、たくさんの花を咲かせ、花色は、青、ピンク、白、紫など種類が非常に豊富です。
デルフィニウムの花は距(きょ)と呼ばれる筒状の突起物のある独特な形をしています。
一般的に、デルフィニウムとして売られているものは、200種類以上ある原種をもとに作られた園芸品種です。
花穂が長く華やかな印象のエラータム系、かれんで花を控えめに咲かせるシネンセ系、エラータム系とシネンセ系の中間的な品種であるベラドンナ系などが園芸種として人気があります。
本来は多年草(宿根草)なのですが、夏場に高温多湿となる日本では暑さで枯れてしまうため、一部の高原地域や冷涼地域をのぞき、園芸上は一年草として栽培されています。
デルフィニウムの効果と薬効
観賞用なので特に効果はありません。
デルフィニウムの使い方
綺麗な花色を生かし、ポプリや観賞用の切り花として楽しみます。
デルフィニウムの育て方
育てやすさ ★★★☆☆☆
種まき 9月上旬~10月下旬
開花 4月上旬~6月上旬
収穫 4月上旬~5月下旬
・日あたり良好で水はけがよく、肥沃な腐植質の土にうえる
・冷涼で乾燥した気候を好み、高温多湿を嫌う。
・酸性土が苦手なので、苦土石灰で中和をする。
デルフィニウムのレシピ(利用方法)
【デルフィニウムのポプリ】
【材料】
デルフィニウムの花 適量
布袋 必要な数
【作り方】
1.デルフィニウムの花を綺麗なものを選んでつみとる。
2.風通しの良い日陰で2~4週間乾燥させたら、布袋に入れて完成。
デルフィニウムの花には香りがないのですが、乾燥させても色合いがとてもきれいに残るので、他の花との混合ポプリに使うと、色のアクセントになります。
香りをつけるなら、フローラル系の花と一緒にいれるか、イメージに合う精油を使うと良いでしょう。
デルフィニウムは、園芸品種が非常に多いにも関わらず、園芸店では単にデルフィニウムとだけ表示され、花色や系統などの詳しい内容が省かれている場合が多いです。(エラータム系が多い)
こだわりがなければ構わないと思いますが、特定の品種のデルフィニウムを栽培したい時は、インターネットの通信販売で種を購入するようにしましょう。
花壇を華やかにしてくれるデルフィニウム、ぜひ、みなさんも栽培に挑戦してみてくださいね。