クローブピンクは、ヨーロッパ南部および、インドに分布するナデシコ科の多年草です。
全草をハーブとして利用します。
クローブピンクの特徴
クローブピンクは、ナデシコ属の総称のことでそれぞれ花の形が異なり、母の日に贈る花であるカーネーションもクローブピンクの派生種のひとつです。
花の色は白や桃色が多いですが、花びらの枚数は一重から八重まであります。
名前の通り、スパイスのクローブに似た芳香を放ち、エディブルフラワーやポプリの材料に良く使われ、園芸種としても人気です。
クローブピンクの効果と薬効
クローブピンクには、神経強壮作用があります。
クローブピンクの使い方
美しい花は、そのまま切り花としていけられるほか、クローブのような香りの良さを生かして、ドライフラワーやポプリとして利用します。
イギリスでは、昔からクローブピンクを葡萄酒の香りづけに使っており、魚料理やオムレツ、サラダにトッピングするなど、日常的に食べられてきました。
また、砂糖漬けにしたクローブピンクでコーディアル(強壮酒)を作り、薬草酒として飲まれてることもあります。
クローブピンクの育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 3月上旬~4月下旬
開花 5月上旬~7月下旬
収穫 5月上旬~7月下旬
・陽当たりが良い場所か、半日陰を好む
・風通しが良く、涼しいところが良い。
・ハダニが発生しやすいので注意する。
クローブピンクのレシピ(利用方法)
【クローブピンクのオムレツ】
【材料】2枚分
クローブピンク 花びら4~5枚
牛ひき肉 50~60g
タマネギ 4分の1個
★ケチャップ 大さじ1
★クミン ひと振り
★シナモン ひと振り
★塩コショウ 適量
卵 3~4個(大きさによる)
【作り方】
1.タマネギをみじん切りにし、卵を溶いておく。
2.フライパンにサラダ油(分量外)を熱し、タマネギを透明になるまで炒める。
3.タマネギの色が変わったら、牛ひき肉を入れて色が変わったら★の調味料を加える。
4.調味料が良く混ざったら一旦火を止め、皿に取り出しておく。
5.フライパンを洗ったら、再びサラダ油(分量外)をひいて熱し、卵半量を流して広げる。
6.卵の真ん中に具材をのせ、花びら半量を散らしたら、フライ返しを使いながら具材を卵で包み込む。
7.同じ要領で2個作ったら完成。お好みでケチャップをつけてください。
香辛料のクローブの代わりに、フレッシュなクローブピンクを使ったレシピです。
お好みでシナモンやナツメグを加えると、もっとスパイシーで香り高いオムレツができます。
味付けはとてもシンプルにしてありますが、和風や洋風など、どんなアレンジでも美味しいです。
クローブピンクを先に炒めてしまうレシピもありますが、生食できますし予熱で十分だと思うので、管理人は卵を包む前に、そっと乗せるだけにとどめています。
綺麗な花を生かしたシュガーコートやサラダの彩りにも良いけれど、せっかくクローブの良い香りがするので、普段の料理のスパイス代わりに使ってみてください。
きっといつもとは違う、クローブピンクの新しい魅力に出会えると思います。