アーティチョークは、地中海沿岸部を原産地とするキク科の多年草です。
イモのような巨大なつぼみや葉、がくの部分をハーブとして利用します。
アーティチョークの特徴
大きいものは2メートルを超えて成長するアザミの仲間です。
日本ではほとんど見かけませんが、ヨーロッパでは初夏から夏にかけて店先に並んでいます。
古代ギリシャ、古代ローマ時代から、つぼみとがくの部分を食用として栽培していました。
アーティチョークの効果と効能
アーティチョークは、葉に含まれるシナリンに肝臓機能を高め、
消化を促進する効果があることから、二日酔いを防ぐハーブとして有名です。
解毒作用や利尿作用もあるので、体内デトックスを目的に利用されることもあります。
アーティチョークの使い方
葉の部分をハーブティとして使うほか、がくとつぼみの部分は食用として料理に使われます。
食用部分は、10~15分ほどゆでることでイモのような食感と風味になり、サラダやパスタ、ソテーなど、幅広く利用できるハーブです。
また、アーティチョークをレモン水に浸して下ごしらえすることで、変色を防ぎ綺麗な色を保つことができます。
アーティチョークの育て方
育てやすさ ★★★☆☆☆
種まき 3月中旬~4月下旬、9月上旬~10月下旬
開花 6月上旬~8月下旬
収穫 6月上旬~7月下旬
・一年間を通じて日当たりの良い場所で育てる。
・夏場は湿度に注意し、冬場は霜よけ対策をすること。
アーティチョークのレシピ(利用方法)
【アーティチョークのオイル漬け】
アーティチョーク 10~12個(過食部分1㎏程度)
酢 200㏄
水 300㏄
ローリエ 2枚レモン汁 1個分程度
塩 小さじ2オリーブオイル 適量(保存瓶の大きさによる)
にんにく 2片
クローブ、ブラックペッパー、鷹の爪、パセリなど お好みで適量
1.アーティチョークは、花びらをはがし、柔らかい部分まで剥く。ニンニクはみじん切りにする。
包丁が無理なく入る固さの部位だけ残して、固い部分をはぎとり、レモン汁と塩に1時間漬けておく。
2.鍋に水、酢、ローリエを入れて沸騰させたら、1のアーティチョークを入れて10~15分茹でる。
3.ゆであがったら、洗わずにそのままザルなどにあげ室内で半日ほど乾燥させる。
4.保存瓶に3をしっかりと詰め込み、にんにくとお好みのスパイスを入れ、オリーブオイルを上まで注ぐ。
5.1日置くとオイルが減るのでギリギリまでオイルを足す。蓋をして冷蔵庫で保管。
6.最短翌日から使えるが、1週間ほど置くとオイルが馴染んで美味。1~2か月を目安に使い切ること。
アーティチョークはたくさん購入してオイル付けにしておくと、料理にすぐ使えて便利です。
産地によって大きさや柔らかさが違うので、ゆで時間は様子を見て調整してください。
スパイスなしでも構いませんし、他にお好きな香りを足しても良いと思います。
パスタに使うのなら、鷹の爪やブラックペッパーのように刺激のあるスパイスとの相性良いです。