アロエは、南アフリカ、マダガスカルを原産とするススキノキ科の多年草です。
大きいものは1ほどの大きさとなり、葉肉をハーブとして利用します。
アロエの特徴
昔から、医者いらずのハーブと呼ばれ、日本でもお馴染みのアロエは、肉厚の葉をもつ多肉植物の一種で、葉肉からにじみ出る苦みの強いエキスが特徴です。
アラビア語で、苦いという意味の『アロッホ』が変化してその名前がついたと言われています。
約400種類もあるというアロエの中でも、ハーブとして使われているのは、『キダチアロエ』と『アロエベラ』の2種類です。
キダチアロエは、冬になると赤く美しい花を咲かせるため、観賞用として人気があります。
それに対して、葉肉が肉厚で苦みの少ないアロエベラは食用アロエとして有名です。
アロエの効果と薬効
アロエは、かの有名なクレオパトラがアロエの汁で全身パックをしていたと言われるほど、美容成分が豊富で、肌に良い働きをするハーブです。
乾燥肌の改善や肌荒れ防止、アトピー性皮膚炎の改善などの肌トラブルにも大きな効果を発揮します。
また、食用としてアロエを食べることで、便秘解消効果や整腸作用なども期待できます。
アロエの使い方
アロエは苦くて飲みにくいので、ハーブティにする場合は、他のハーブや果物を混ぜて使用します。
肌に良い成分が多いため、せっけんや入浴剤の原料にもなっており、直接アロエを刻んだものとグリセリンを混ぜて、手作り化粧水を作るという人も多いようです。
アロエの育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 3月下旬~5月下旬
開花 11月上旬~3月下旬
収穫 通年
・鉢植えにし、2年に一度植え替える。
・一年間を通じて日当たりが良く、水はけのよい状態を保つ。
・寒さに弱いので冬場は室内にいれる。
アロエのレシピ(利用方法)
【アロエ酒】
【材料】
アロエ 500g程度
酒類 1.5~2.0リットル(ホワイトリカーや焼酎など)
氷砂糖 400~500g
レモン 1個
【作り方】
1.保存用の瓶を消毒しておく。アロエとレモンは良く洗って、アロエは2~3㎝幅、レモンは1㎝幅にスライスする。
2.保存用の瓶に、アロエ、レモン、氷砂糖を詰め、酒を注ぐ。
3.冷暗所に保管し、氷砂糖が溶けきれるまで、蓋をしたまま、たまに軽く混ぜる。
4.1~2か月目から飲める状態になるが、半年ほど寝かせるとアロエと酒が良くなじんでまろやかに。
大きい保存瓶は煮沸消毒が難しいので、除菌アルコールスプレーがあると便利です。
出来上がりはかなり甘めなので、氷砂糖の量はお好みで加減してください。
飲む前にフレッシュミントを浮かべると、さわやかな飲み口になります。
管理人は、アロエ酒を炭酸水で割って飲むのがお気に入りです。