クリスマスローズは、ヨーロッパ広域および、アジアの一部地域に生息するキンポウゲ科の多年草です。
根茎を乾燥させたものをハーブとして利用します。
クリスマスローズの特徴
クリスマスローズは、掌状の葉をつけ、根茎から直接長い葉柄を伸ばし、白い可愛らしい花を咲かせる日本でもよく見かける園芸種です。
茎の種類によって、有茎種、無茎種、中間種の3つに分類されます。
有茎種は茎をのばして葉をつけ、茎の先に花をつけますが、無茎種は地面際から葉をつけ、その先端に花を咲かせるため、まっすぐ伸びる茎がありません。
そのどちらとも言えず、はっきり分類しにくい種が中間種です。
クリスマスローズは、本来『ニゲル』という無茎種につけられた名前でしたが、日本では、ヘラボラス属全体の有茎種をクリスマスローズとして、ひとくくりに扱われています。
日本において人気の種が春咲きであるため、クリスマスローズの名がしっくりきませんが、本来の種である『ニゲル』が、名前の通りクリスマスのころに咲きはじめると言えば、この名前にもご納得いただけるのではないでしょうか。
ちなみに、イギリスでは日本で人気の園芸種『オリエンタリス』のことは、遅咲きの花という意味の『レンテンローズ』という名で呼ばれています。
クリスマスローズの効果と薬効
クリスマスローズの根茎には、強心作用があります。
クリスマスローズの使い方
主に、園芸用の品種としてガーデニングに用います。
乾燥させた根茎に強心作用がありますが、医師の判断無しに使用してはいけません。
一般的な利用はできませんので、どうしても気になるという方は主治医にご相談ください。
クリスマスローズの育て方
※ニゲル種です
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 3月上旬~4月下旬
開花 12月上旬~2月下旬
収穫 通年
・比較的丈夫で育てやすい。日向や日陰などの場所を選ばず育つ。
・真夏に高温が続く際には、日よけをするか日陰にうつす。
・冬になったら一度葉をすべて落とす。(根元を陽に当てることで根腐れを防ぐため)
クリスマスローズのレシピ(利用方法)
薬用にも使われますが、素人が手をだせないため、クリスマスローズにレシピはありません。
クリスマスローズの花言葉
レシピの代わりに、クリスマスローズの花言葉をご紹介します。
クリスマスローズの花言葉は、慰め、追憶、私を忘れないで。
遠くに旅立つ友達や家族、恋人など、大事な人に贈りたい花言葉ですね。