チャイブは、地中海沿岸部、シベリア、北アメリカを原産地とするヒガンバナ科の多年草です。
葉や花を生のまま、ハーブとして利用します。
チャイブの特徴
ネギをまろやかにしたような香りを持ち、アサツキのような風味のチャイブは、ニラやネギに比べると臭みが少なく、和洋折衷なんにでも利用されている使いやすいハーブです。
中国では、紀元前の書物にチャイブの記録が残されており、13世紀ごろ、ベネツィア商人マルコポーロによってチャイブが持ち出され、アジアから世界に広まっていったと言われています。
ピンク色の可愛らしい丸い花は、観賞用としても人気の品種です。
チャイブの効果と薬効
チャイブには、食欲増進効果や消化促進効果、殺菌効果のほか、血圧を下げる効果があるとされています。
チャイブの使い方
チャイブは、生のままネギやニラの代用品として使われるほか、サラダやスープの飾りつけ、炒め物や煮物の彩りとして利用されています。
葉を細かく刻んだものをハーブに練りこみ、ハーブバターとして使用されることも多いです。
また、5月ごろ咲く可愛らしい花は観賞用として使えるので、チャイブは、家庭菜園用のハーブとしてとても人気があります。
チャイブの育て方
育てやすさ ★★★★★★
種まき 3月上旬~4月下旬、9月上旬~10月下旬
開花 5月
収穫 3月上旬~11月下旬
・高温や乾燥に弱いので直射日光を避ける。
・寒さに強いので、明るい日陰に植えると良い。
チャイブのレシピ(利用方法)
【タコのチャイブまみれ】
【材料】
ゆでだこ 200~250g
チャイブ 1把
ミョウガ 1個
中華だし 小さじ半分(鶏がらスープの素でも可)
ニンニク 1片
ごま油 50ml
塩コショウ 適量
【作り方】
1.ミョウガとチャイブ、ニンニクをみじん切りにする。(すりおろしニンニクでも可)
2.ゆでだこ以外の調味料と1を混ぜ合わせ、10分程度置いて馴染ませる。
3.ゆでだこを2に加えて和えたら完成。
時間に余裕があれば、出来上がったものを冷蔵庫で寝かせると、ミョウガとチャイブの香りがタコに移り、ゴマ油の香りと相まってさらに美味しくなります。
チャイブは、クセが少ないのでネギが苦手な人でも大丈夫ですが、お好みでいりごまを仕上げに振ると、ミョウガとチャイブの苦みが和らいで食べやすくなりますよ。
おつまみ用に大人味にするのなら、ブラックペッパーや山椒を振り、パンチを出すと良いでしょう。
チャイブは、時期になるとお店でも見かけるので、ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね。