エリキャンペーンは、ヨーロッパから北部アジアに分布するキク科の多年草です。
若葉や根茎を、生のまま、または乾燥させたものをハーブとして利用します。
エリキャンペーンの特徴
エリキャンペーンは、日本では園芸用として和名の『オオグルマ』のほうが知られていますが、世界的なハーブとしての呼び名は、エリキャンペーンのほうがメジャーです。
英名の読み方の相違で『エレカンペイン』と呼ばれることもあります。
初夏から秋にかけて開花し、黄色い細長く伸びた花びらが特徴で、大きく成長すると、草丈が2メートルを超える非常に大型の草花です。
イギリスでは、とてもポピュラーなハーブであり、昔から幅広く栽培されています。
エリキャンペーンの効果と薬効
エリキャンペーンの根には、痛風、鎮咳、打ち身、気管支炎、利尿作用、健胃に効果があり、その他にも、殺菌効果や防腐効果が期待できます。
エリキャンペーンの使い方
若葉を食用として、生のままスープに加えるほか、乾燥させた根茎を薬用として服用します。
『土木香(どもっこう)』と呼ばれる生薬はエリキャンペーンの乾燥根茎ことです。
また、黄色いタンポポに似た花は乾燥させて、ドライフラワーやポプリにして楽しむこともできます。
エリキャンペーンの育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 3月上旬~3月下旬
開花 6月下旬~9月下旬
収穫 6月下旬~11月下旬
・風の影響を受けにくい、日当たりの良い場所で育てる。
・草丈が大きくなるので、80センチを超えたら支柱を立てる。
・冬場は地上部分が枯れるが、根だけで越冬するのでそのまま育成する。
エリキャンペーンのレシピ(利用方法)
【エリキャンペーンのハーブティ(インフルエンザ・花粉症改善ブレンド)】
【材料】
水 400ml
エリキャンペーン 小さじ1
エキナセア 小さじ半分
カモミール 小さじ半分
はちみつ お好みで
【作り方】
1.ハーブ類に熱湯を注ぎ、数分蒸らす。
2.カップに注ぎ、お好みではちみつを加えて飲む。
日本では、あまり見かけないエリキャンペーンですが、ハーブ専門店やハーブティカフェなどに行くと、ちらほら名前を見かけます。
冬場インフルエンザが流行る時期に、インフルエンザ予防に良いと書かれていたので、買ってみたのですが、エリキャンペーンを単独で飲むと結構苦いんですよね。
最終的に、上記の配合レシピにはちみつ小さじ1というバランスで落ち着きました。
こちらの効果なのかはわかりませんが、ここ5~6年、インフルエンザには全くかからないですね。
花粉症にも良い配合なので、管理人は冬から春にかけて続けて飲んでいますよ。